配合日記〜メタル化Gゴーレムその1

やばい、私にもモンスター達の声が聞こえてきた。
その2があるかどうか分からないが、これは実話に基づいている。
耐性が完全だと思っていたところに、大きな落とし穴が・・・
多分、読んでいただければ、その狼狽がお分かりいただけると思う。

それは、せっせとメタル化Gゴーレムの制作に勤しんでいた時だった。
メンバーはどれあむ・きんすら・じーごれむ・・・
未攻略の異世界の鍵が底をつき、レベル上げを兼ねて塔を攻略していたその時、それは起こった。

マータイガーは雄叫びをあげた・・・

戦いに没頭していたモンスター達は凍り付いた。
モンスターだけじゃない、マスターと操作していた私も同じだった。
誰かが叫んだ。
「おれじゃねーぞ。誰だ!」

(!ん・・・声が聞こえたような・・・)

甲高い声が応える
「私だって、あんたの種2回も貰ったんだから違うわよ〜・・・」

(おかしい、こんな夜更けに声が聞こえる・・・)

「ふごっ、おっ・・おれ?・・・」
誰かが戸惑ったように応じた。

GBAの画面もおかしい。
モンスター達がアニメーションしてるようにちらついている。

「マスターどうなってんだよ!」
どうやらどれあむの声らしい。
「そうよ。休耐性は完璧の筈でしょ。
 私とどれあむはメタル化してるんじゃなかったの?」
この甲高い声はきんすらか・・・
「ちょっと待てよ・・・おまえ達が話してんのか?」
私は声に出してしまった。
「ママッ、マスター、声に出さなくてもいいんだな。」
これは、じーごれむらしい。面倒だからごれむに変えよう。
「そうよ、頭の中でキーボード打つイメージで、コメント画面に意識を集中してみて。」
「こんな時間に一人で話してたら、頭がおかしくなったと思われるだろ。」
「子供に聞かれたらどうすんのよ。」

そんな事言われたって、こんなテレパシーみたいな事、初めてだし・・・
 何・で・こ・ん・な・事・に・・・

「あったま悪いな〜」
「今は、そんなこと言ってる時じゃないでしょ。」
「そうだよ。誰が雄叫びなんて誘発したんだよ。
 ごれむ、お前しかいないじゃんかよ。」
「そうよ、女のカンもそう言ってるわ!」
「でっ、でも、マスターが耐性チェック受けろって言うから、昨日受けたんだぞ。」

そうだった。
Gゴーレムは昨日、念入りに耐性チェックした筈だ。
”いろいろ”だけじゃなく、水面蹴りを直接5回も試したはずだ。

マータイガーはヒャドを唱えた。

「おいおい、ちょっと待ってろよ〜。」
「そんな攻撃効くわけないでしょ。」
「ふぎゃ・・・」
「!・・・あんたそんな情けない攻撃まで効いちゃうの・・・」
「だっ、だってオイラ、メタル化途中で、おばキャン3回しか喰わせて貰ってないから・・・」

その通りだ。Gゴーレムとおばキャンでは、氷耐性は○のままだ。
物質系メタル化を目指す時には、休む・踊る耐性を◎に上げたGゴーレムが必要なのである。

マータイガーの攻撃。
「ぎゃっ」
きんすらは163ダメージを受けた。
「しょうがないな。」
攻撃力999は伊達じゃない。ドビュッ!どれあむはマータイガーを薙払った。

「これで落ち着いて話ができるな。おいマスター、いったいどうなってんだ。」
「そうよ。Gごれむの耐性チェックどうなってんの?」
「ヘンだな〜・・・全部で10回もチェックしたんだけど、休◎になってなかったのか?」
(何とか会話になっているようだ・・・)
「おっ、おいら・・・よく分かんない・・・」
「でも、あのマータイガー頭悪そうだったから、間違えたのかもよ。」
「それともバグか?」
「どっ、どれあむの、たっ、耐性情報が間違っているとか。」
「おまえな、全国で何人が俺をメタル化したと思うんだ。」
「そうよ!どれあむの情報が間違えているんなら、私だって◎になっていない事になるでしょ。」
「まあまあ、もう少し様子見てみようや。」
「私、こんな薄暗い塔、好きじゃないんだけど・・・」
「今度、あいつが出てきたら、いろいろとか命大事で確かめてみような。マスターも忘れんじゃねえぞ。」
(てめえ、誰に作ってもらったと思ってんだ・・・と思いつつ)
「はい。」

「ところで、何でこんな事になったんでしょうかね。」
(なんで手駒のモンスターに敬語つかわなけりゃならんのだ・・・)
「さっきの雄叫びの時にシンクロしちゃったんじゃないの・・・」
「シンクロ???」
「マスター、シンクロもわかんねえのかよ。エバ見てないの?」
「シンクロくらい分かりますよ。そんなTV見て無くても。」
(こいつら、TVなんか見てるのか???)
「まあ、こうなっちゃったんだから良いじゃないの。」
「そうだな。色々と便宜図ってもらえそうだしよ。」
「い、今までは、オイラ達の言うこと聞いてもらえなかったかんな〜・・・」
「はい、出来る事でしたら、ご要望にお応えしようかと・・・」
(なんだか、情けない・・・)

「おら、マスター、シュンとしてねえで行くぞ。」

ドビュッ、ビオシャ・・・何度かの無差別殺戮の後、マータイガーが登場した。
「多少痛いが、我慢して・・・ふぎゃっ」
「バイキルト!ぶぎゃ・・・」
「ベホマ・・・痛っ」
「こいつは出さないな・・・片づけるぞっ」
「あたしにやらして!」言うなり、きんすらがマータイガーにのし掛かっていった。
びちゃっ、鈍い音を発してマータイガーであった肉片は痙攣を続けている。
「あ〜っ、このピクピクがたまんない・・・」
「おまえ、少しダイエットしないと嫁の貰い手がなくなるぞ・・・」
「なに言ってんのよ、2回もやっといて」
「そりゃあ、おまえの母さんと婆さんじゃねえか。」
「種族が同じだと技と一緒に記憶も受け継ぐの!」
「俺だって、やったのはコピーだぜ。俺自身じゃねえぞ。」
「コピーがやってる時は、あんたも感じてるんでしょ。」
「おおっ、思い出した。お前の母ちゃんグニュグニュで良かったぞ。婆ちゃんも全身○器みたいでよ。」
「そっ、そんな事言ってないで、先に進むんだな。」

少し解説しておこう。
物質系メタル化の詳細はここを見てほしい。
強化キンスラを作るために、キングスライムにドレアムを2回配合する必要があった。
どうやら、その時の事を言っているらしい・・・

「おっ、宝箱だ。」
「早くお宝を取って出ましょ、こんなとこ。」
そう言ったきんすらの前に、またしてもマータイガーが立ちふさがった。
ウヲーン・・・マータイガーの雄叫びに、きんすらの表情が固まった。
「あっ、いや〜ん」
「なっ、なんだ〜」
一瞬の緊張が走ったが、すぐにごれむが我に返り、マータイガーを切り捨てる。
全員の目がきんすらに注がれた。
「雄叫びって・・・すごいっ・・・」
そうつぶやくきんすらの目が、薄闇の中で潤んでいる。
「が、我慢できん」
きんすらと仲の深いどれあむが、きんすらにのし掛かっていった。
「あっ、待て。こんなところで・・・」
「!あれ・・・違うぞ。」
「どどっ・・・、どうしたのかな。」
ごれむも少し興奮気味のようだ。
「母ちゃん、婆ちゃんと手触りが違う・・・」
どれあむが困惑したように言った。
「なんか、ヒヤッとして、金属っぽいぞ・・・」
「ともかく宝箱取って、外に出よう。」
私はそう言うと、宝箱を開け、ドラゴンマントを取るとそのまま思い出の鈴を使った。
塔に入った時には薄暗かったのだが、すっかり陽が登っていた。
そして、日光をキラキラと反射するきんすらの姿・・・
「マスター・・・こいつ違うんじゃねえの・・・」
あたふたとする私に、きんすらが言った。
「そう言えば、昨日の夜、マスターに起こされて祠に行ったわ・・・確かそこで光る龍みたいなのに・・・。」
「ごれむ、メタキンの耐性は?」
「セミメタしてても休・踊・塞が○なんだな・・・」
「マスター!!・・・」3匹が声を揃えた。
「いやすっかり忘れてたよ・・・、そういや色も違ってたけど、暗かったし・・・・」

何故かおびえてしまった。
「まあ、いっか。このヒヤッとした感触も一回味わってみたかったしな。」
「あんっ」スライム族の性○帯を知り尽くしたどれあむの手に、メタキンのきんすらが小さな声を上げた。
先ほどの余韻が残っているようだ。
「いかん!」私は二匹の間に割って入った。
「なんだよ・・・こんな所じゃやんないよ。」少し不満そうにどれあむが呟く。
「いや、こいつは今男なんだ。」
「何ィ!!」どれあむがすかさずきんすらの下腹部に手を入れた。
(・・・何処なんだ・・・)
「あっ、ある・・・」
(何があるんだか・・・)
「マスター、どういう事なんだ!!」
(この頃になると、私も少し落ち着き、メタル化Gゴーレムの計画を思い出していた)
「いや、こいつは、もう一度コピーのきんすらと配合して、その後、Gごれむの卵を産むんだ。」
「おっ、オイラお嫁さんになんのか〜・・・」
ごれむの四肢に力が入る。
「えっ、こいつの・・・」
そう言ってどれあむはGごれむの股○に目をやった。
「あん、大きいの・・・」
(何がなんだ〜)
「お前は今、♂なんだろーが」
「長いこと♀だったから、心は♀なの!」
「まあまあ。ともかく一度帰ろう。」
「何いってんだ!そもそも、おっさんがきんすらの名前さえ変えていればこんな事には・・・」
(おっさんだと!私は創造主だぞ!・・・)
だが、そう言ったどれあむの口元に浮かんだ笑みを、私は見逃さなかった。

メタキン・きんすらの配合と、Gごれむの配合が終わるまで気を抜けない・・・
それにしても、心は♀の♂メタキンと、完全に♀のキンスラ・・・
しかも近親○姦だ。
うまく行くんだろうか・・・
余計な事まで心配しなくてはいけない。
それと、どれあむだ。
最近配合したのは確かGスラとキンスラだけだから、他に手を出さなければ良いが・・・
牧場の地下室だって、安全とは言えない。
監視の目を増やさなければ・・・
そういえば、地下室の管理人は何者なんだ・・・

地下室の下にも部屋があるとか・・・誰かが言ってたような気もする。
それと、マスター「エニックス」の意識はどうなったんだ。
そもそも私は「エニックス」なのか「ginga&papa」なのか?
電源を切れば、こいつらの意識は消えるのか?
リセットすれば、元の関係に戻れるのか?
星降りの祠の奥の扉・・・
毎回、鍵がないぞ〜・・・と悩むのは私だけなのか?
確か、テリーとミレーユも人間界からきたんだっけ。
今度会ったら話してみよう。
全クリしてなくて良かったかもしれない・・・

謎は多い。

以下次号へ・・・続くんだろうか?
だいたい、小学生をターゲットとしたサイトなのに、こんな伏せ字ばっかのストーリー有りなのか?
だけど、サイト自体が耐性遺伝をテーマにしてるから、仕方ないよーな・・・